梅雨も明け、京都では夏本番を迎えつつあります。
蒸し暑く出かけるのも億劫になりがち日が続きますが、今こそ見ごろなスポット「法金剛院」をご紹介します。
京宿うさぎからは、JR二条駅から乗車して二駅 およそ15分で到着です。(二条駅より2駅目 花園駅すぐです。)
平安時代に建てられたこちらのお寺の見どころは、季節によって表情を変える庭園です。
写真を見てお気づきかもしれませんが、枝垂桜や紅葉がいたるところにあるお寺なので、春は桜色、夏は緑色、秋は紅・黄色に染まる庭園を楽しむことができます。
この時期ですと法金剛院が「関西花の寺二十五ヵ所」に選定された所以である、お池一面に溢れた睡蓮を鑑賞することができます。
法金剛院は「蓮の寺」と呼ばれるほど、京都の中でも有名な睡蓮の観光スポットです。
もちろん、先に述べたように季節によって桜や紅葉も存分に味わえます。
京宿うさぎに来られた際には、アクセスも容易なので是非立ち寄ってみてください。
6月の京都は、まるで梅雨が明けたかのような夏の日差しが降り注いでおります。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
さて今回は、京都の夏の風物詩である、祇園祭りと はも料理の密接な関係についてご紹介いたします。
日本三大祭りの一つにあげられる祇園祭りですが、よく知られる16日の宵山、翌日の山鉾巡行だけでなく、7月1日(吉符入)から31日(疫神社夏越祭)まで、1ヶ月にわたって祭事がくりひろげられる壮大なお祭りです。
また、山鉾行事は、国の重要無形民俗文化財に指定されたほか、平成21年にはユネスコの無形文化遺産に登録され世界的にも重要な文化遺産として認識されるようになりました。
そんな歴史、伝統をもつ祇園祭りですが、長いお祭り期間の間に「はも」を食す慣わしがあり、俗に"はも祭り"と言われていることをみなさんご存知でしょうか?
なぜ祇園祭りの時期に、たくさんの はもが食べられ、夏の京都に欠かせない存在になったかと言うと・・・。
今日のような交通手段がなかった いにしえ には、海から遠い京都では新鮮な魚介類を手に入れることは難しいことでした。特に祇園祭りを迎える夏には、道中で多くの魚たちが息絶える中、生命力の強い はも だけが瀬戸内や明石から生きたままやって来たそうです。
その生命力の強さたるや、鮮度を保つために絞めた後も咬みついてくるそうで、名前の由来も、食(は)む(咬みつくの意)がなまって"はも"となったとも言われています。
生命力の強い(鰻もそうですが)魚を食べると精が付く という考え方から、京都の人は好んで はも を食していたようです。
また、はも は梅雨の雨を飲んで旨くなると言われており、梅雨の明ける7月になると脂が乗り始め旬となります。
そこから祇園祭りとかけて"はも祭り"となったのでしょう。
しかし はも には、 頭から尾にかけて連なるように生えている小骨があります。食用としては不向きな代物でしたが、京都の職人が試行錯誤の末食べられるようにしたわけです。
「骨切り」と呼ばれるその技術は、皮一枚を残し、はもの身1寸(3.3センチ)の間に包丁でなんと24~26回の切り目を入れていくというスゴ技なのです。骨切りが一人前になるには10年はかかると言われることからも技術の難しさがわかります。
骨切りされた はもを1.5cm~2cmに切り分け熱湯の中にくぐらせると、皮と身が反り返り 真っ白いお花のような芸術品へと変貌します。
暑い京都の夏には「 はも 」がなくては始まらない。そんな声に応えて、美味しい「 はも料理 」のご紹介をいたします。
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直志庵(じきしあん)
阪急西院駅から歩いて5分ほどの路地裏に在り、隠れ家のような落ち着いた雰囲気で絶品の京料理が味わえます。
これからの季節は、「 旬 」の「 はも料理 」がオススメです。きっと舌鼓を打たれることでしょう。
「直志庵 はものフルコース」お料理の一部をご紹介いたします。
はもの源平焼き(はもの山椒焼と白焼き)。もうほっぺたが落ちそうです。
お野菜と はもの天ぷら。さっぱりとしていてペロリといただけます。
メインは、はもしゃぶ! はもを最も美味しくたべる食べ方と言われます。 職人さんの手で丁寧に骨切りされた はもたちをお湯にくぐらせると、かわいい白いお花が咲きます。
はもしゃぶのだし汁を使った雑炊の味は、はもの旨味をお米が吸い込んで・・・もう たまりません!
今年の夏は、壮大なお祭りと絶品 はも料理が一度に楽しめる京都でお過ごしになられてはいかがでしょう。
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直志庵「はも料理」付き宿泊プランをご用意しております。おすすめです!
充実の はもづくしフルコースを、是非 ご自身の目と舌でご堪能ください!
https://www.489pro.com/asp/489/menu.asp?id=26000028&ty=ser&list=YES&lan=JPN&liop=1#24
皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
小さな灯り「ちび丸」
手のひらサイズの提灯(ちょうちん)作りを楽しめる体験教室に行ってきました。
江戸時代中期の創業、伝統の製法を守る京地張り提灯の老舗「小嶋商店」による灯りブランド「小菱屋忠兵衛」でオリジナルの提灯を作るプランです。
提灯の製造から販売までを全て行っている数少ない工房の一つ。親子三代と職人さんとで制作されていて、南座の提灯や六角堂の提灯など、約100種類ほど作っているそうです。
「小嶋商店 小菱屋忠兵衛」はJR東福寺駅から歩いて5分のところにあります。
教室には、たくさんの選べる和紙をご用意いただいていてその中から好きな色・柄の紙を選べます。
どんな風に出来上がるか仕上がりを想像しながら選ぶ時間がまた楽しいんですよね。
型崩れを防ぐため、補強固定した針金の土台をご用意くださっていてわかりやすく作り方を説明してくださるので、初めてでも安心して作れました。
作業はだいたい60分ほどで、紙貼りが終わり、乾き次第完成です。ライトを入れれば美しく小さな照明器具のできあがりです。
京都の思い出に、形に残るものを自分のオリジナルで作るのもいいですよね。
ライトも付けてくださるので、ちょっとした雰囲気作りにも良さそうです。
和紙からこぼれるあたたかい光にも癒されますね。
京都・一乗寺・詩仙堂からしばらく歩くと、臨済宗南禅寺派 瑞巌山 圓光寺があります。
慶長6年(1601)徳川家康公は国内教学の発展を図るため、閑室元佶(かんしつげんきつ)師を招いて伏見に圓光寺を学校として建立し、その後、 相国寺山内に移り、更に寛文7年(1667)現在の一乗寺小谷町に移転されました。明治維新で荒廃したが、尼衆専門道場として再興され、南禅寺の修行道場で、一般公開はされていなかった寺院。
宗派:臨済宗南禅寺派
山号:瑞巌山(ずいがんさん)
御本尊:千手観世音坐像(伝運慶作)
住所:京都市左京区一乗寺小谷町13
拝観:9:00~17:00,休日・休館 年末 (12月28日~31日)
拝観料:大人 \500
電話:075-781-8025
アクセス:市バス5番 一乗寺下り松町下車徒歩7分/叡山電鉄一乗寺下車徒歩15分
山門(さんもん)
枯山水「奔龍庭(ほんりゅうてい)」
白砂を雲海に見立て、天空を自在に奔る龍を石組であらわした平成の枯山水。龍の頭部と背中付近にそびえ立つ石柱はかつて井戸の部材として使われていたもので、荒く切り立った石柱は龍の周囲に光る稲妻をも表現し、庭園全体に躍動感を与えています。通常、庭園の境界を示すために配されるはずの留め石は置かれずにこの庭園はあえて未完のままとされています。
水琴窟(すいきんくつ)
縁が広い盃型の手水鉢を用いた水琴窟はあまり例が無く、古くから「圓光寺型」として多くの趣味人に愛されてきたそうです。水琴窟は、水滴音を地中に埋めた甕(かめ)に共鳴させてその音を楽しむ、日本庭園文化における最高技法のひとつとされてきました。
庭園もとても美しく、奥には池や竹林もあり、時間を忘れて静かに過ごせます。
ぜひ早起きして澄んだ空気と共に癒されてください。
公式ホームページの宿泊料金はどの予約サイトよりも最低価格になっております。また、公式サイトからご予約いただきますと、特製グッズ・アルコール類・菓子詰合せなどの特典をご用意いたします。
※他サイトからのご予約には適応されません。