京都二条城そばの京町家スイート

うさぎのつぶやき  宿と観光情報

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観光情報2020.11.27
京都観光~平安蚤の市へ~

先日、平安神宮前の岡崎公園で行われた「平安蚤の市」に行ってきました。

毎月ほぼ10日に開催されているそうで、青空の下たくさんの骨董店や古道具店、古着店が集結

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普段あまり目にできないものばかりで、あちらもこちらもと、端から端までじっくりと楽しめました。

約150店のお店が全国から集うようで、毎回新しい出会いがあるのも魅力ですね。

また、岡崎公園周辺には今年3月にリニューアルされた京セラ美術館もございます。

館内には5月にオープンし、すでに話題のカフェ「ENFUSE」が併設。

地元ベーカリーのサンドイッチや京の素材をふんだんに使った香菜プレートを頂けるそう。

平安神宮への参拝や蚤の市を散策後にコーヒーブレイクも良いですね。

京都観光に皆さまも足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

 

〇『平安蚤の市』次回開催予定日時:12月10日(木)9:00〜16:00

 

〇京宿うさぎから平安神宮(岡崎公園)へのアクセス

■  「二条駅」前よりバス

市バス46系統「千本三条・朱雀立命館前行」に乗車 ➡ 岡崎公園・美術館・平安神宮前で下車後、徒歩5分

■  「二条駅」前より電車

地下鉄東西線「六地蔵行」に乗車 ➡ 東山駅にて下車後、1番出口より徒歩10分

観光情報2020.08.18
2020年 五山送り火に願いを

今年は、夏の伝統行事である 京都五山送り火 も、例年とは違う形で行われました。

新型コロナウイルス対策として、見物客が密集することを避けるため、規模を大幅に縮小し、点火箇所を絞って文字や形をなさない送り火という異例な形となったのです。

  毎年8月16日の午後8時から約1時間、京都市内を囲む山腹が炎で灯され、巨大な「大」の文字が2つ、「妙・法」の文字、「舟」「鳥居」の形が闇の中に浮かび上がり、京都五山送り火と呼ばれています。いつ頃から行われているか定かではありませんが、室町時代から江戸時代にかけて定着したとされています。

 京都では8月に入ると、個々の家でお精霊(しょらい)さん(先祖の霊)を迎える行事が行われます。16日に行われる五山の送り火は、この先祖の霊を再び冥土に導き、先祖の霊や生きている人の無事息災を祈るという行事なのです。 亡き人をしのび、家族に思いを寄せる大切な習わしですね。

まず東山の如意ケ嶽の中腹に火がともされ、「大文字」が浮かび上がります。続いて、松ケ崎の「妙・法」、西賀茂の「舟形」、大北山の「左大文字」、そして、嵯峨の「鳥居形」へと、東から西へ順々に点火されていきます。ほんの短い時間ですが、夜空に浮かび上がるその姿は壮大で、5つの送り火すべてが京都市登録無形民俗文化財となっています。 

 昔、太平洋戦争中に、灯火管制や薪(まき)の不足で、送り火が中止を余儀なくされたことがありました。 その際には、地元住民の呼び掛けで、人文字で「大文字」が描かれたのです。 白体操着の国民学校生(小学生)400人と白シャツ姿の市民たち、合わせて800人が、早朝の如意ケ嶽に登り、文字を象りました。その様子は、「山腹にパッと白の大文字咲いて」と当時の新聞に報じられています。どんな大変な状況の中でも、大切なことは伝承したいという思いが感じられます。 

 今回も感染拡大防止のためとは言え、大切な意味を持った伝統行事を中止にしても良いものか、各保存会と「京都五山送り火連合会」では長い時間をかけて議論を重ね、悩みに悩んだ末、大幅に規模を縮小しての実施となったそうです。

また、「大切な人のため 送り火は家(うち)から」を合言葉に、自宅やテレビ、インターネット配信で今年の送り火を見るよう呼び掛けて、NHK・BSプレミアムやKBS京都などで生中継が行わました。 

 私もテレビの生中継で、送り火が次々と点灯されてゆく様子を拝見しました。 点火前には新型コロナウイルスで亡くなった方や、九州を中心とした7月の豪雨災害の犠牲者のために黙とうがささげられ、午後8時の合図とともに東山如意ケ嶽の「大文字」火床6カ所が一斉に点火されました。 僧侶の読経を聞きながら、燃え盛る炎を見つめているうちに、ご先祖様に想いを馳せ、自然と手を合わせておりました。 天候も良く、揺れ動く炎のひとつひとつが美しく見えて、とても厳かに感じられましたので、こんな静かな送り火も良いものだと思いました。 

様々な人の思いや願いが込められた京都五山送り火。 来年は全てが点灯して行われることを心から祈っております。

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東山如意ケ嶽の「大文字」 (撮影者 岡田照子さん 撮影地 寺町御池)

観光情報2020.07.26
二条城 夏季特別ライトアップ2020

皆さまこんにちは。今年の梅雨はとても長くじめじめした日が続いていますが、来週には梅雨が明け、夏空が見えることを期待しています。

今年の夏は二条城のライトアップが開催される予定です。春のライトアップは残念ながら中止されましたが、夏はバージョンアップされお楽しみがいっぱいのようです。来場者同士が一定の距離を自然と保ちながら、ライトアップされた二条城を回遊します。ARやデジタル花火の仕掛けもあるそうです。

 

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また、遠出できない方、京都に来ることができない方向けに、ご自宅でヴァーチャル二条城に忍び込むことができる動画をON AIRするとのことです。二条城を初の完全3DCG化したVR『NAKED NINJA -Nijo-jo Castle-』で新しい観光体験を試してみてください。

 

二条城ライトアップは8月8日(土)~8月30日(日)開催予定です。

ライトアップ開催時間は19:00~21:20(閉場22:00)です。

ライトアップ開催の情報は余儀なく変更されるかもしれませんので、公式ページをご確認願います。

京宿うさぎから二条城入口までは徒歩約10分という近さです。京都にお越しの際は、是非京宿うさぎにお泊り下さい。

観光情報2020.07.03
京の夏の風物詩 納涼床

皆さま、こんにちは。

京都では、例年のようなじっとりとした梅雨ではなく、今年は晴れ間が多いように感じます。お散歩していると、あちらこちらにたくさんのアジサイを見かけます。この時期ならではの風景に癒されますね。

今年の夏も納涼床がたてられました!京の夏の風物詩ですね。納涼床の歴史は古く今から400年ほど前、豊臣秀吉の三条、五条橋の架け替えなどを経て、鴨川の河原は見世物や物売りで賑わいました。それにともない、富裕な商人が見物席を設けたり、茶店ができたりするようになり、これが納涼床の始まりと言われています。

第二次世界大戦の影響で半永久的に床は禁止され、納涼床の光が消えましたが、戦後復活します。納涼床の基準がつくられ、「鴨川納涼床」が地域ブランドとして商標登録されました。今では納涼床の申請が100軒を数えるまでになったそうです。

昨年の納涼床の様子をご紹介します。昼間の強い日差しと高い気温とは打って変わって、夕方の空を見渡しながら川の上の流れる風を感じ、夕涼みの中でお食事が頂けます。

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夕方景色.jpg夕方景色2.jpg暗くなるとまた雰囲気がガラッと変わり、ライトアップされた橋や賑やかな声に気分が高揚しますね。

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京都にいらっしゃる際は、夏の風物詩を楽しんでみてはいかがですか。

京宿うさぎから地下鉄二条駅で約13分、タクシーで約15分で木屋町御池(鴨川納涼床の北側のエリア)に到着します。

夏休みのご予定はお決まりですか。是非京宿うさぎの京町家スイートにお泊り下さい。

観光情報2020.01.27
壬生大念佛狂言

今年は暖冬で寒いのが苦手な私には有難い気候です。皆さまはいかがお過ごしでしょう。

もうすぐ節分ですが、京宿うさぎにも近い壬生寺での節分行事をご紹介いたします。

 

壬生寺は御所から見て南西(裏鬼門)に位置し、節分のお祭りをして鬼を封じるという意味があるそうです。因みに表鬼門は吉田神社でこちらも賑やかにお祭りが行われます。

 

今回は、壬生寺の行事「節分会(せつぶんえ)」で公開される「壬生狂言」についてです。

壬生狂言は、正しくは「壬生大念佛狂言(みぶだいねんぶつきょうげん」と言い、昭和51年に国の重要無形民俗文化財として、京都府下では第一番に指定を受けています。

 

壬生寺は、境内の壬生塚に新選組隊士が祀られていることで有名ですが、「壬生寺のカンデンデン」と親しまれる、伝統芸能「壬生狂言(みぶきょうげん)」も大変人気が高く、年に3回ある公開時には数多くの方が訪れ、屋台の出店とお参りの人で溢れかえる大賑わいです。

 

壬生狂言の始まりは、鎌倉時代に勧善懲悪・因果応報という仏の教えを分かりやすく伝えようとしたもので、なんと700年以上の歴史があります。

すべての演者が仮面をつける無言劇で、鉦(かね)や太鼓、笛の囃子(はやし)に合わせて身振り手振りで演じます。 

衣装や道具も京の伝統工芸の技が活かされたものが多く、思わず見入ってしまいます。

 

この壬生狂言を演じているのは、「壬生大念佛講(こう)」の方々です。いわゆるプロの方ではなく、会社員、自営業などの本職をもち、小学生から70歳台の長老まで、おもに地元に居住する方々で、地元の伝統文化を伝承しようと修練を積んでおられます。「衣裳方(かた)」と呼ばれる衣裳の着付担当以外は全員が男性です。

 

節分会では、昇殿特別祈祷、お練り供養、大護摩供養、厄除け護摩祈祷、星祭などが執り行われますが、面白いのは、炮烙(ほうらく)という素焼きのお皿を購入して、願いごとなどを書いて奉納する独特の風習があるのです。 

この炮烙は、4月に行われる壬生狂言の序曲「炮烙割(ほうらくわり)」の中で割られ、奉納者はその年の災厄を免れて福徳を得られると伝わっています。1回の上演ごとに1000枚ほど割られるのですが、その豪快な割れっぷりには胸がすきます。

 

壬生狂言は、庶民に娯楽として親しまれたために 、現在でも30の演目が残っていて、毎年上演されています。

節分会では、厄除・開運を祈願して、壬生狂言の「節分」という題目だけが1日8回繰り返して上演されます。

春と秋の公開は有料ですが、この節分の公開は無料なんです!

招福ぜんざいも無料で配られてお得感満載です(午前十時から、先着1000人)。

 

壬生狂言の演目「節分」のあらすじは、

節分の日に夫を亡くした女が、厄を払うまじないをかけてもらう。

その後、打ち出の小槌を使って人間の姿に化けた鬼が女へ近づく。

女を喜ばせようと、鬼は打ち出の小槌で美しい着物を次々と出していく。

それに女は喜んで、宴を開いて鬼に酒をすすめる。

鬼は酒をたくさん飲み、やがて酔いつぶれてしまう。

鬼が酔いつぶれている隙に、女は打ち出の小槌を奪い、鬼の着ている着物まで剥ぎ取る。

女に鬼だと正体がばれてしまう。

仰天した女の悲鳴に、鬼は驚いて目を覚ます。

鬼は全て無くなったことに怒り出すが、女は鬼の嫌いな豆をまいて鬼を追い払う。

 

鳴り物の音も楽しく、動きもユーモラスで笑いを誘う狂言なのですが、

「鬼 (病気、災厄や貧困など様々な不幸)を招く甘い誘惑に負けずに、マメ(まじめに、こつこつ)に働くことによってこそ、福徳は得られるものである」

という教えを伝える狂言だそうで、ユーモラスな表現の中に深い教えがあるのですね。

 

大人気の壬生狂言ですが、鑑賞のルールがあります。

写真も動画も撮影禁止なのです。

撮影してインスタなどに・・はと思う気持ちはやまやまですが、ここは気持ちを切り替えてじっくりと舞台に楽しみましょう。 

雨の日の露天の客席では傘が邪魔になるので是非、雨合羽のご準備を。

 

今年の壬生狂言の日程、上演時間は、

2月2日(土)、3日(日)(壬生寺節分会は2日~4日)

両日共に13時~20時まで、毎時0分に開演です。

上演時間は約40分で、入れ替え制です。

詳しくは、壬生寺のサイトなどでご確認ください。

 

700年の長きに渡って、土地に根差し、途切れず続いてきた壬生狂言は、ずっと愛されてきた存在ですね。

皆さまも是非その魅力を味わいにどうぞお越しくださいませ。

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ベストレート保証

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