- 観光情報2019.02.20
- 京都散策 南禅寺・永観堂・銀閣寺
皆さま、こんにちは。ようやく台風の季節も終わり、涼しく過ごしやすい季節になってきました。
今回は仁和寺をご紹介いたします。
仁和寺は仁和4年(888年)に建立された寺院で、平成6年に世界遺産に登録されました。
仁和寺の魅力はなんといってもお庭です。通路を進んでいくと、とても広々とした開放感のある整ったお庭を眺めることができます。
またさらに奥に進むと、お池のあるメインのお庭を見ることができます。来院の方々は、腰を下ろしてお話ししながら悠々としたお庭をじっくりと眺めていました。日常から離れた、ゆったりとした時間が過ごせます。
皆さん、京都の秋ももうすぐです。こちらの写真の緑モミジが鮮やかに色づくのが楽しみですね。
京宿うさぎの11月のご予約も空きが少なくなってきました。ご予約はお早めに♪
記録的な暑さが続くこの夏、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
ここ京都でも地震、台風、大雨、猛暑と目まぐるしくて落ち着かない日が続いています。
少し前になりますが、京都の東福寺で座禅と写経の体験をさせていただく機会に恵まれました。観光スポットしても人気が高いので体験レポートともにご紹介いたします。
臨済宗東福寺派の本山である東福寺は、鎌倉時代に建立された歴史の深い寺で、重要文化財に指定されている数多くの建造物、園庭があり見どころが満載です。 ことに紅葉に関しては京都でも随一と言われている名所。シーズンには多くの観光客でにぎわいます。
東福寺案内図
座禅を行う禅堂も重要文化財に指定されています。
昼過ぎのこともあり、禅堂の中に入っても暑さはおさまらず、中々吹き出す汗が止まりませんでした。 僧侶の方から座禅の作法や姿勢の説明があり、どらのような鐘の合図で座禅が始まりました。
座禅は仏教、禅宗の修行の一つで中核をなすものです。 調身、調息、調心と言われ、姿勢を正し、呼吸を整え、精神統一することで、仏の悟りの境地を自己に表現しようとします。 一般の私たちも座禅を行うことで、心を整え、精神を集中する力が身につくと言われます。
臨済宗では壁を背にしてあぐらをかきます。 結跡朕座といって両方の脚を組むか、片方の脚だけを組む半跡跣座をとります。組んだ脚の上に右の手のひらを上にして載せて、左手をかさねます。
背筋を伸ばし、体を左右、前後に揺らして安定した姿勢に整え、半眼(目を半開きにして1メートルほど先を見る)で丹田に意識を集中させ静かに複式呼吸します。
そして呼吸を繰り返す中で無念無想に近づいていきます。
ですが、人間そう簡単に無心にはなれず、色々な考えが湧いてきます。
座禅の最中に、邪念が入り集中できない時は、僧侶から警策(けいさく)と言って、背中を打ってもらいます。
僧侶が自分のところで足を止めたら、右手を床に付き体を前に傾けます。 背中を打たれる音が静まったお堂に響きます。 もっと軽くたたくと思っていたのですが、結構な強さで正直痛みも伴います。 打たれた背中がじわじわ暖かくなり、体に広がっていくのが感じられます。 そうしていると、少し頭が空になっている気がしました。 あれ程の暑さや汗もどこかにいってしまったようです。
写経は別のところで行われるため、移動しました。途中、「東福寺三名橋」の一つである「臥雲橋」(重要文化財)を渡りました。
渓谷に架けられた木造の橋で、川のせせらぎ、緑に覆われて涼しさを味わえます。 紅葉の時季はもちろん絶景なのですが、緑に覆われたこの時季もなかなかなものです。 人が少ないのが何よりですね。
写経を行う勝林寺に到着しました。ハスが大きく葉を広げお出迎えです。
写経は仏教の経典を書写することを言います。当初は経典を伝承する手段として始まり、修行として行われるようになったとのことです。
墨を擦り、お手本を見ながら書くのかと思いきや、般若心経が書かれたお手本の上に、半透明の紙が重ねてあり、その上を筆ペンでなぞって書く、初心者にはありがたいスタイルでした。
初心者に易しいとはいえ、一文字一文字丁寧に書こうとすると時間がかかります。その集中する時間には何事も考えず呼吸だけを感じて無心になると感じました。
書き終えてほっと一息、お菓子とお薄をいただきました。
書き上がりはこんなになりました。まだまだ修行が足りませんね。
普段の暮らしの中では、じっくり静かに集中する時間を持つ機会はあまりないものですね。だからこそ座禅や写経のような、精神を統一し、自分と向き合う時間を設けると心が落ち着いてくるのではないかと思います。 今回はほんの体験でしたが、ざわついた気持ちが少し落ち着いたと感じました。
京都には、東福寺の他にもこのような体験ができるところが多くあります。 皆様もこのような時間をもって、心安らかになっていただければ幸いです。
まだ暑い日が続きます。どうぞご自愛お願いいたします。
7月、一カ月に渡り行われる祇園祭。
街のそこかしこでコンチキチン♪と祇園囃子が響き出し、京都はお祭りモード一色になります。
京都の夏の風物詩、祇園祭のクライマックスは宵山ですね。
宵山とは、日中に行われる山鉾巡行の前日の夜に行われるイベント。
山鉾巡行の前日を宵山、前々日を宵々山、3日前を宵々々山と言います。
駒形提灯に日が灯り、出店がにぎにぎしく立ち並び、祭囃子が京都の町のあちこちから聞こえ、
旧家では自慢の家宝を展示する屏風祭が行われるそうです。
幽玄なお祭りの雰囲気が最高潮に達する夜と言えるでしょう。
復活してから年々にぎわいをみせている後祭(あとまつり)宵山と山鉾巡行。
7/23(月)、24(火)に行われます。
屋台は出ないといわれていますが、近隣店舗が独自で祇園祭限定メニューを店頭販売しているところもあるようです。
搭乗できる山鉾もありますので、ぜひ後祭宵山もお楽しみください!
後祭もかなりの混雑、暑さが予想されますので、水分補給や熱中症対策は万全になさってくださいね。
砂防堰堤へ行ってきました。
名前だけ聞くとなんだか堅苦しいですが、行ってみたらとっても心落ち着くところでした。
京宿うさぎのある二条から自転車でのんびり一時間(かなり道草しました!)綺麗な小川の流れる小さなプライベート庭園を発見しました。
平日のお休み、一人どこに行こうか考えていたら友人が教えてくれた場所です。
まず目指したのは出町柳駅。
まだ通ったことのない道を探検すると決め、烏丸御池~丸太町間をぐねぐね何となく東に進み、
途中小さな八百屋さんでオレンジを二つ購入。本当はバラ売りなんて無かったのに、お店の人ありがとうございます!
そうしてどこからか鴨川にぶちあたり、ひたすら川沿いを北上。(この時はまだ大雨の前でした)
途中で休憩。鴨川にはいろんな人がいて、サックスフォンを練習してる人もちらほら。
日差しは暑かったけどサックスフォンのまったりした音と川の音とで、優雅にオレンジを頬張り、一瞬自転車の旅途中だということを忘れてしまいました。
さらに鴨川を北上していくと、ある生き物に沢山遭遇しました。
カメです。
これが元々鴨川にいたのか外国から来たのかは分かりませんが、飛び石もカメの形なので元々いたのかもしれませんね。
そして鴨川の分かれ道、出町柳に到着したら東に進みます。ここからは川沿いの道もなくなり、道路横の歩道を進みます。
まだまだ進み修学院の駅までたどり着き、そこから更に東へ。
どんどん道が狭くなり民家も減り、どんどん急な登りになり足元もいつしかオフロード。
砂利道で私のママチャリは滑って滑ってとても乗ったままでは進めなくなったので諦めて手で押すことに。
この先はとうとう自転車では入れなくなり駐輪して歩いた先に見えたのは小さな小さなダムでした。
友人から聞いていた風景と違ったので、もう少し先へ歩いてみることに。。
ここです!少し見えづらいですが、奥には滝もあるんですよ。
周りを山に囲われて聞こえてくるのは鳥の声と水の流れる音です。
川の真ん中にあった大きめの石に腰を下ろし、足だけ水につけるとなんとも気もち良く、
心までリフレッシュされました。
これから暑い日が続くので少し足を伸ばして小さな庭園を優雅に独り占めしてはいかがでしょうか。
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